2012年9月16日日曜日

ゼーマン”ボローニャ戦前インタビュー” / Pre match conference vs Bologna

雑誌のインタビューでFIGC(イタリア・サッカー連盟)会長ジャンカルロ・
アバーテを”フットボールの敵”と評したという発言について
『私の発言が、あのような見出しになったことは正しいとは言えないね。
あれは個人攻撃をしようという意図は無かったんだ。ただFIGCという
組織は変革が必要だと言ったまでだよ。彼はただその代表というだけだ。』


先日のインテル戦では3-1で見事な勝利を収めたローマだが、チームの
柱であるデ・ロッシが代表戦でハムストリングを痛めボローニャ戦を
欠場する。
『デ・ロッシの負傷の件を怒ってるかって?そうは思ってないよ。
こういう事はいつでも起こりうることだよ。全ての物事が私の思い通りに
ならない事くらい判ってる。明日は(デ・ロッシ抜きでも)ポジティブな
ローマを見たいね。ボローニャはまだ勝点ゼロだが良いチームだ思うよ。
ミランと互角の試合をしてたしね。』

ラメラとニコ・ロペスについて
『2人とも才能ある若者だよ。私が思うにはニコ・ロペスはもっとストライカー
寄り、ラメラはゲームメイクの方が得意なタイプだね。どちらを起用するかは
そのゲームにどちらの特徴が必要かに依るだろう。』 



インテル戦で右サイドで輝きを放てなかったデストロについて。
『デストロがセンターフォワードとして起用して欲しいと思ってることぐらい
承知してるよ。彼は今までずっとそのポジションでプレーしてたのだからね、
ただそれが彼を他のポジションで起用できないって理由にはならない。
私の考えではストライカーってのは右で起用されようが左だろうが、
得点を獲らなきゃいけないんだ。もちろん新しい役割に慣れるのにある
程度時間は必要だろうけどね。』

インテルをサンシーロで下したことでにわかにユベントスとのスクデット
争いの対抗馬にローマの名前が挙がる事も多くなっている。
『我々は”アンチユーベ”では無い、あくまでも我々は”ローマ”だ。他の
チームの事は気にせず、自分達が最高のシーズンを過ごせるように集中
するだけだよ。セリエAは20のクラブが有る。他国よりクラブ間の力は
拮抗している。4~5つのクラブに優勝のチャンスが有るだろう。』

トッティとピアニッチについて
『トッティとピアニッチはゲームの組み立て役という意味では似た選手だ。
同じような選手が近くでプレーすることは常にいい結果をもたらすとは
限らない。ポジションを離して起用することも考えている。